クリニックのご開業を考える際、まず初めに考えるのが立地ではないでしょうか?
正解です。
では、その立地とは、人が多い都心であればいいのでしょうか?一見、人が多い都心がいいような気もしますが、安易な考えでご開業場所を選んでしまうと、取り返しのつかない失敗を招く可能性があります。
そこで今回は、開業を成功に導く3つのポイントをご紹介しましょう。
開業場所の選定
クリニック開業を成功させるにあたり、特に大きな鍵をにぎるのが
この開業場所の選定です。
ご開業をお考えの方からの開口一番でよくお伺いするのが「乗降客数が多い駅から近く、視認性が良い。さらには競合相手が少ない場所・・・」です。
このような理想的な場所はほとんどありません。
また、良い立地になればなるほど競合相手は多くなり、賃料相場も高くなります。
そこでクリニックの開業地として最も着目すべき点は視認性です。
乗降客数が多い駅の駅前立地であっても、周辺住民の方の目に留まらない場所であれば
意味がありません。日々の生活導線でいかに目に入るかがポイントとなってきますので
クリニックの窓ガラスに診療所のサインが出せるかどうかも大きなポイントになってきます。
クリニックの階数について(ビル診療の場合)
開業地の選定の際、よく必ず1階であることをご開業場所の必須条件として挙げられる方がいらっしゃいますが、実は階数にこだわる必要はありません。
クリニックの場合、一般的な物販店や飲食店と違い「手足が痛い。のどが痛い。目がかすむ等」何か目的があってから来院される形態です。
そこで重要なのが、上記でも説明した通り、上階であっても視認性が確保できており
エレベーターが完備されている建物であれば問題ありません。
むしろ、1階になった場合には当然賃料も高額になりますので、うまく上階にて検討することが収益性もよく投資回収期間も早めることが可能になります。
内装費の高騰について
2023年現在、内装費用は以前の2017年ごろと比較すると、1坪当たり20万円程度、高騰している状況下にあります。内装費用の1坪あたり20万円の高騰というのは、45坪のクリニックを仮定した場合900万円高くなっていることになります。
(クリニック坪数:45坪、内装費用:1坪50万円と70万円の比較計算)
一度高騰した価格については、下がることは望めなく高止まりするためご自身の中で開業することが決定事項の場合は、エリアにこだわらずご開業が成功するエリアに変更する決断を早めることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
クリニックのご開業は、飲食店やコンビニのように人の多い都心や1階が必ずしもいいとは限らないので、エリアに固執せず、周辺に競合が少なく、集患が見込めそうなエリア・立地を候補にすることが開業成功の秘訣となります。
もし、お一人では不安な場合、開業支援ドットコムでは、無料でご相談ものっていますのでお気軽にお問い合わせ下さい。