今回は開業時に必要となることについて解説していきます。
多くの医師は国家試験に合格し大学を卒業すると病院で勤務をします。病院で医師として働きながら患者様と向き合い診察や治療、リハビリ等を行い、必要なスキルを身につけていきます。しかし、その勤務先となる病院にもいくつか種類があり、規模の小さいクリニックや地域の病院、大きなものであれば大学病院や私立の大規模病院といったものがあります。勤務先によって仕事の内容は変わってきますし、その環境によっては他の場所で仕事をしたいと考えることもあるものです。
特に、病院での勤務が5年から10年ほど経ってくると今後のスキルアップについて考えることが多くなり、このまま同じ病院で勤めていて良いのかということを考えるものです。病院によっては待遇が変わらないことでの不満が出てくることもあり、職場環境や人間関係の問題から他の病院で勤務することを考えることもあります。そしてこのようなネガティブな問題以外にも、自身が実施したい診療方針で行っていきたいという気持ちも出てきます。このような理由から開業を検討する医師も多くいますが、実際に独立を検討した際に多くの人がなかなか悩みを人に打ち明けられないということがあります。同じ職場の医師に伝えると周囲に噂が流れてしまったり仕事がしにくくなってしまったりすることもあります。その際は当社のようなコンサルタントにご相談いただけますと幸いです。専門的な立場で、先生方の意見をヒアリングしアドバイスをさせていただきます。
開業するための情報収集について
開業するにあたって、まずはしっかりと自分自身の明確なビジョンを持つことが大切です。どのようなクリニックを作りたいか、どのような診療方針で行っていきたいかということを考え、収支計画を作成していく必要があります。そこで、まずは自分がどのような病院を作りたいのかをしっかりと考えてみましょう。例えば、内科クリニックを開業したいと思った場合。駅前や駅ビルにテナントとして入る場合や、郊外の駐車スペースがあるようなところに建てる方法もあります。また、クリニックを開業する地域についても、現在の勤務先にに近いエリアに建てるのか、お住まい近くの地域にするか、少し離れた地域でニーズのある地域にするのか、といったことを考えて土地やテナント物件を探していきます。このようなことは明確に自分が開業したいクリニックがどういったものであるのかを考えなければ計画を進められなくなってしまうので、最初にしっかりとビジョンを立てておきましょう。
特に立地については、しっかりと考えなければ今後の収益に大きく影響します。自分自身が行いたい診療内容と地域のニーズが合っていること、近隣に同門医師がいないか、住んでいる人たちの年齢層といったものをすべて確認しておかなければ開業後に思うように集患できないという問題が起こってしまいます。情報収集は様々な形でしっかりと行うことが重要になるので、失敗しないように様々な方面から情報収集をするようにしましょう。
開業する際に第三者の力を借りる
先生おひとりでクリニックを運営していくというのはとても不安なことです。開業するにあたっては、物件を探すことと並行し、資金調達、内装計画、医療機器の購入、ホームページの現行作成等、多くのことを進めていかなければなりません。
また、一緒に働くスタッフの採用面接をすることも必要になるとなれば、一人で全てをすることは相当な負担になりますし、行っていることは正しいのかということが不安になることもあります。
そのような時に是非とも活用していただきたいのが、当社のような開業サポートを行っている企業の力を借りることです。私たちは先生の開業までに行うべき手続きや資金調達の方法、経営の進め方、開業地や開業物件の探し方といった具体的でなおかつ実践的な知識を持っています。
また、具体的にお考えになられている開業計画についてアドバイスをさせていただくことも可能です。このような知識を得ることができるだけでなく、こういった相談ができる場面があるということは安心材料としても大きな意味があります。
やはり、開業前というのは不安も大きいですし誰かに相談をしたいと思うことや、後押ししてほしいと思うこともあります。そのような時に、こういった企業で担当してくれる人はアドバイザーとして適切なアドバイスをくれるだけでなく、時には愚痴を聞いてくれたり叱咤激励してくれたり、開業後にも応援をさせていただく関係性としてクリニック運営のお手伝いをさせていただきます。少しでもご不安になられましたら、ぜひ一度ご相談ください。